昨日、12月11日県民と県議会との意見交換会に出席しました。
今回は「県央圏域の地域資源を生かした魅力ある地域づくりについて」というテーマで、様々なジャンルの6名の方々に参加いただきました。
盛岡市の浅沼宏一さんは、株式会社浅沼醤油店の代表取締役で、会社創立が1914年ですから、110年続く10代目の経営者です。岩手大学農学部出身で農学博士でもある社長は、県産食材を使った調味料製造や加工、オリジナル商品の開発を行って、特許も取得しています。古くからの町並みを大切に守ることを大切に活動していました。
同じく盛岡市で、「松本農園」代表松本直子さんは、リンゴ農家であり畑の中でカフェを経営しております。盛岡の松本さんの地区はリンゴ栽培が盛んな地区ですが、ここ数年でシカの被害が著しく増加、今年は60%の収量しかなく、近く廃業せざるを得ない状況の農家もいるという厳しい状況を伺いました。県内全域に広がる鳥獣被害ですが、更なる対応の必要性を実感しました。
滝沢市の特産スイカ農家の駿河俊也さんは、スイカのドライフルーツやスイカ密、スイカ缶詰など地域特産のスイカを全国に発信するユニークな取組をしています。農業を継ごうとした経緯や、これからの地域農業経営に取り組む展望を伺いました。
紫波町図書館館長の天野咲耶さんは、東京都から地域おこし協力隊で紫波町に移住し、10月1日から館長を務めています。意見交換の中で「地域おこし協力隊の募集や移住のポイント」について「必ず定住しなければならないというプレッシャーをかけないことも大切ではないか」というお話に「なるほど」と感じました。
紫波町の赤松公民館館長の工藤睦夫さんからは、中山間地域の地域活動についてお話を伺いました。意見交換の中で「地域の資源は人である」というお話が印象的でした。
紫波町、星山えほんの森保育園の平賀悦子さんから、閉校小学校を活用した保育園の運営を伺いました。田園や畑に囲まれた元小学校をリノベーションし、自然・食・地域のつながりの中から子どもたちの豊かな表現や自由に生きる感性を大切にする取り組みを目指す素敵な保育園でした。
【Facebookより転載】
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